諦めないで解いて欲しい 

やっと冬期講習も終わり、明日から普段の生活ペースに。受験を控えた子供達は、学校が始まると逆にペースを乱しがちになり、勉強が出来なくなることもあるので、これからが大変だと思います。

数学の入試問題の演習をしていて気になるのは、難しい問題を「出来ない」と思い込んで、諦めてしまっている子が多いことです。
計算はしっかり出来ているのに、図形の証明や関数の問題になると、最初から「無理」と言って諦めてしまう。英語や国語などの他の教科は平均以上取れているし、計算が出来ているのに、何で数学になるとこうも諦めが早いのでしょう?

都立高校の入試は最初の計算問題などの小問が全部出来れば40点くらいは取れるので、そこで満点とって,後はどっちでもいい..くらいの気分で取り組んでしまうのです。あの程度のテストで40点でいいなんて言っていては、高校に入って苦労するから、70点くらいは目指せとお説教するのですが。
まだ、基本計算が不完全で、そこからやり直さなきゃいけない子なら、40点くらいでもいいと言えるのですが、基本が出来ているのにそれ以上をやろうとしないなんて、諦めが早過ぎます。

基本がある程度出来れいれば、最初は解けなくても,粘り強く標準レベルの関数や証明問題を頑張って解く練習をしていれば、1ヶ月もあればかなり出来るようになります。
一般の都立高校の入試レベルなら、関数や図形の問題に絞って、解答を見ながらでもいいので、解こうとして欲しいのですが。特に証明は慣れないうちは、解答を見ながら手順を追って理解していくだけでも、かなり変わると思うのに。

「解答を読んで勉強する」ってことも出来てないことが多いのは、国語能力が落ちているのか、基本的な学習能力が不足しているのか・・・
 数学は教え過ぎてもダメな教科なんですよね。受け身になると何も自分でやろうとしなくなるので。

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まずは教科書をしっかり 

塾の副教材やら、市販の問題集やら...なんだか、問題集ばかり溜め込んで、消化しきれずに数学が苦手だって言ってる子が多い気がしますが。
平均点に達してないレベルなら、まずは教科書をちゃんとやってくださいと言いたいです。
例題を見て、解き方を理解して、練習問題を解く・・・という勉強方法を身につければ、基本的なレベルの問題は解けるようになるはずだし、高校生になっても,勉強の仕方は同じだと思います。
それがしっかり出来てから、他の問題集で計算練習をしたり、応用問題をやっていくべきなんですよね。

結局教科書に書いてあるレベルの例題の解き方が理解出来なければ、いつまでたっても自分で問題は解けないし、数学の点数は伸びていかないと思います。
それに気づいてから、生徒にはあまり解き方は教えないで、教科書の例題を見て同じように解くようにやらせています。(例題の解き方で分からない所があったら解説するくらいで)それが自力で出来る子は、成績は上がります。
逆にそれが出来ないってことは、数学が出来ないのじゃなく、基本的な読解力や思考力の方の問題になってくる気が。

先日も,関数が苦手だって中3生に、ほとんど教えずに,例題を見て同じように解くように指示しておいたら、黙っていても、勝手に何問も解いていました。なんか彼女はもう塾はいらない段階になってるかも??その日に解けた問題をもう一度家で自分で解け直せれば、それでOKなんですよね。

分からない問題ばかりで悩んでいても、数学は出来るようにならないので、塾の宿題がいつもこなしきれなくて、やらずに終わらせているって場合は要注意だと思います。

中1はとにかく方程式 

最近、学校によって時期もバラバラになっていますが、多くの中学生は中間試験のシーズンです。

昨日は,中学1年生の数学を指導していたのですが、学校は違えど2人とも範囲は方程式。
だいたい,正負の数や文字式が理解出来ていれば、すぐ解けるようになるのですが、分数が入ってくると、ミスが増えてきます。
1/2x+2/3=7/6 のような問題だと、両辺に6をかける・・・というのが教科書などに出てくる一般の解き方なのですが、両辺にかける・・って概念が最初は分かりにくいようだし、かけ忘れも多くなるので、とにかく全部通分して、分子だけの式にする、と説明した方が分かりやすいようです。
いろんな子供を見ていると、計算も綺麗にノートにきっちりやるタイプと、暗算基本、分からなかったらノートの端でちょこちょこ計算するタイプに分かれますよね。
最初のうちは、途中の計算をきちんと書けと、指導していても,暗算系の子は、慣れてくると面倒になって書かなくなりますし。暗算タイプの方がスピードはあるし、自分なりに出来るようになっていれば、いいとは思いますが。ただ、このタイプの欠点は、ちょっとさぼって、やり方を忘れると、すぐ出来なくなってしまうので、出来なくなったら、教科書通りに、しっかり途中式を書くようには言ってます。

方程式の計算が出来たら,今度は文章題があります。最近の教科書レベルの問題はかなり簡単で、同じような式を作ればだいたい解けるはずなのですが。全く同じことをやればいいのに、お金の問題が、長さの問題になっただけで,出来なくなったり。最近は文章を図に書くって作業がまず出来ない子が多いですよね。これは小学生の時に練習しておいて欲しいのですが。
教科書のような線分図でなくてもいいから、自分で量関係をしっかり絵や図に書いてからでないと、式をたてれないのに、ただ問題文を読んで悩んでいる感じで。
こっちで図を書いて、見せてあげると式に出来るので、数学の問題というより、文章を視覚化出来るかどうかの問題なのかも・・・
文章題が苦手な場合は、式をたてる前に図に起こす練習を、たくさんやってみるといいと思います。

応用問題をやる前に計算力 

中学生で数学が苦手になる原因は、数学的なセンス以前に、計算力が不足しているパターンが多いと思います。計算が速く正確に出来ないと、その時点で苦労してしまって、応用や図形などの他の問題までやる気力がなくなったり、テストの結果も悪くなるから、すっかり数学嫌いになってしまう生徒さんを多く見かけます。

計算が弱い場合、まず、どの時点で計算力がなくなっているかとうことを、しっかり見分ける必要があります。小学校の分数計算でつまずいているか、中1の正負の数でつまずいているか、方程式の解き方でつまいずいているか、文字式での計算方法でつまずいているか・・・だいたい、このどこかが出来てないパターンが多いと思います。
などに通いだすと、とりあえず学校の成績をなんとかしようと、躍起になって今やっていることを理解させようとしても、大概上手くいかないのですよね。中3生でも数学の成績が平均以下の場合は、小学高学年〜中学生用の計算問題集を1冊使って、毎日10問くらいでもいいから、計算問題の確認をしていって欲しいと思います。
計算しなくていい数学の問題なんて、作図か図形の証明くらいですし・・・
応用や、難しいことをやるのは、それからでも遅くありません。