中学受験を目指して勉強していた生徒さんですが、精神的にまだ幼く、後半年で受験できるようになるのだろうか?とずっと考えていました。
小さい頃からお母さんがきつく勉強するように言っているので、毎日勉強はしているけれど、昨日やった内容も覚えてないような状態。自主的に何かをしたり、自分でこうしたいと、なかなか言えなくなってしまっているのです。
偏差値は低くても、のんびりした学校に行かせたいという親御さんの希望でしたので、こちらからもこの学校はどうか?と提案してみますが、大学進学重視の学校はダメだとかで、ほとんど却下。どうも、学力が低いお子さんを入ってからしっかり伸ばしてくれるような、面倒見がいいところをと希望しておられるようですが、集団で授業をする学校で,親御さんが希望するようなパラダイスな所はないよなあと、考えてしまいました。
だったら、公立の方がやる内容も難しくないし、のんびり出来るのではないかと思いました。それに、もう3年待った方が、本人も成長して、自分の行きたい学校を選べるようになるだろうし、受験はそれからでもいいのではないかと。そのようなことをお母様にお話したら,今更何を言っているんだと怒られてしまいました^^;
お金で環境を買いたいという親御さんの主張も分かりますが、一番問題なのは、小6の生徒さん自身が、特に私立に行きたいという意思もないことです。何か将来やりたいことないの?と聞いても、「ない」部活でやりたいことある?「うーん」このままだと、2月に試験受けるんだよ。大丈夫?「本当は受けたくない」じゃ,近くの公立中学行く?「それはちょっと行きたくない・・(小学校で人間関係が上手くいってないから、地元の学校は行きたくないようです)」試験受けなくてどこか中学は入れるのがいいのかな?「それが一番いい・・」
という、会話に。
じゃ、試験受けずに、どこか中学は入れるようにお母さんに話してみようか?って言ったら、「うん!」とちょっと機嫌が良くなったのですが。そう話したら、怒られてしまったわけで^^;
考えてみると、学校選びも全て親御さんのみが説明会に行って、一度もお子さんを連れていってないのです。「うちの子は自分の意見が言えないから、親が決めてあげないと」とおっしゃっていましたが、私には、「試験を受けたくない」って意思は伝えているのですよね。もう少しお子さんと話すように言えば良かったのかもしれません。
最近は公立も地元以外も選べますし、学校次第では引っ越してもいいというような話をされていたので、大丈夫かと思ったのですが、甘かったかも。
先生がそういうお考えなら、もう来なくてもいいですよという雰囲気になって、家庭教師会社で担当している生徒さんでしたので、仕方なく、状況報告を派遣会社にしました。
怒られるかと思ったら、「長くみていただいているのにすみません・・・」という反応で、拍子抜けに。どうも、会社と親御さんの方でも、いろいろ揉めていたようで、結局親御さんの方が家庭教師会社を解約してしまったようです。
派遣なので、解約してしまえば契約上それまで。仕方ないのです。
あの子が無事どこかの中学に進学して,伸び伸び出来ればいいと思います・・・
どんなに問題の解き方を上手に教えたところで、教えられる方が「勉強する準備」が出来てないと、全く身に付かないのですよね。逆に、勉強するという基本が出来ている子は、自分で参考書を買ってきても勉強出来るし、塾に通っても最大限に活用することが出来るのではないかと思います。
夏休みになっても、勉強しなきゃと思っているだけで全く勉強に手がつかず、それがストレスになってしまって、死にそうな顔をしていた中学生がいました。
このままじゃ、いくらやっても無駄だし、どうしようかな?と思ってふと本屋で目についた本がこれ。
そう、彼女の場合、精神的に「勉強する」という準備が出来ていなくて、いざやろうとしても、ボーとしてしまうのですよね。それが、自分が勉強が嫌いだからダメだというマイナス思考にどんどんはまっていって、更に出来なくなるという始末。
確かに,中学に入ってから勉強はしてなかったけど、読解力や基礎計算は小学校の時にしっかり身につけているので、少しやればすぐ伸びるのに、もったいないと思っていたので、この本を貸して読ませてみました。
どうも効果はあったようで、部屋は綺麗に片付いているし、顔も活き活きしているし、まだ自分で勉強時間を確保するのは難しそうだけど、授業に集中するようになっているので、以前より進みも良くなってます。
マイナス思考じゃ勉強は出来ないし、いかに精神的に準備していくのが大切かというのが分かった気がします。
お子さんが勉強出来ないと悩んでいる親御さんも,是非読んでみてください。
夏休みも中盤にさしかかってくると、指導している生徒さんの中でも、しっかり勉強して着々と実力がついてきているなと思う生徒さんがいる反面、あまり成果が出そうになく、頭を悩ませてしまう子もちらほら・・・
私が指導を始める前は、全く勉強しなかったのに、すごくやる気になるタイプと、言った宿題も手をつけられなくて、困ってしまうケースにはっきり分かれてしまうのですよね。
やはり、家庭教師だけで学習習慣自体を身につけさせるのは難しいのではないかと、最近思うようになってきました。
今まで全く勉強していなくても、家庭や学校でやることはしっかりやるという習慣がついているお子さんは、課題を出せば多少分からない所があってもしっかりやっていけますし、それを繰り返すことで成績は伸ばしていけます。
学校の教材を持って返ってこなかったり、整理されていなくて、指導中にどこにあるか探しまわったり、宿題は全くやらなかったり・・・という状態では、家庭教師をつける以前にもう少し家庭でしっかり躾けておいて欲しいと思っています。
中高生でも自分の勉強のテキストや筆記用具の管理が出来てないということが最近多い気がします。
また、小学生の場合、一見しっかり管理されているようでも、お母さんが全てやってしまって、子供は自分の教材がどこにあるのか分かってないようでは、全然自立出来てなくて、それが学習能力にも反映されてしまうようです。計算や暗記事項はしっかりやっていても、文章題になると,考えるのを放棄してしまうことも。
私も,あまり整理整頓は得意な方ではありませんが、自分で勉強する教科書やノート、筆記用具くらいは自分片付けていましたし、やることを表にして確認していくという作業は、小学生の頃から自分でやってきた気がします。
家庭教師は,一対一で丁寧に指導出来ますが、集団で競争することもないので、お子さんが自己管理出来るタイプにならないと、効果が上がらないのかもしれません。
成績が上がらないからと、安易に家庭教師に頼ることを考えるのではなく、まずしっかり自分で勉強出来る環境を作ってから、家庭教師に来てもらうことを考えた方がいいのではないでしょうか?
しばらくさぼってしまっていましたが^^; 更新を再開したいと思います。
テーマも家庭教師の探し方、利用法、塾に行かない勉強法などに絞って、少しずつ書いていきたいと思います。
また、まなびのメールマガジン
http://blog.mag2.com/m/log/0000217179/でも、家庭教師や塾に関するコラムを書いていますので、良かったら読んでみて下さい。